ぶらり遠征記(改)

きむを 改め きもすん(kimosn) が勝負の世界に生きた結果を 勝ち誇る(ぼやく)ブログ 連絡先:kimosn■clotho.is.dream.jp

カルド論&道玄坂主催チーム戦

2002/5/3(祝)きむを宅

今回はON大会だけに実はあんまり対戦記は書く気がなかったんです、そもそも何より面倒くさいし(笑)。でもそんなに頻繁に行われるON大会ではないっぽいので、一応&渋々対戦記を書いてみようかなと。何より最近コンテンツ更新してないって言うのもあるんですが、それは無視の方向でひとつ。というか、カーンさんから連絡があったのは3月おわり~4月はじめだった気がします。

カ: 「きむをさん、GW暇?」
き: 「前半は用事があるけど、後半は別に予定ないよ」
カ: 「じゃあ(愛知のメンバーと)何人か集まってOFFカルドやるけど来れる?」
き: 「別に問題ないよ」
カ: 「じゃあ、よろしく」

その時はたまにはOFFであんまり面識の無い人とワイワイ楽しむのも悪くはないな~と思っていましたが、暫く経ってカーンさんから知らされた新たな情報によるとなんかチーム戦やるとの事でした。しかも同盟戦と個人戦の2試合するそうです、マップも決まっているらしいです。カリン個人とカラフラ同盟ですか・・・、カリンはともかくカラフラは微妙ッスね~。「まぁ適当に考えておくよ」とだけカーンさんに言い残して (実はこの時点でOFFで集まるのは各々のスケジュールの都合により困難であった為、ON大会という形に切り替わっていたらしい) 、道玄坂トーナメントのダーハンの研究に余念がなかったきむをでした。しかしダーハン研究の途中に対戦会がON大会でオールカマーなチーム戦になっている事に気付くきむを、ふむふむ意外と大事(おおごと)になってるじゃん、これは本腰入れて研究しなければダメか・・・。

予定通りうさんくさくダーハンを4連勝で終えた後は、自然とカリンの研究にONカルドの時間を費やす事となりました。しかしカリンはともかく同盟戦カラフラの研究はまるっきしやる気なしでした。そもそもCOM相手に最短15Rで達成してしまったせいで、「本当に研究の意味あんのか?」と思ったのが、運のツキだったらしいです(笑)。つーか同盟戦は自分的にかなり経験不足&準備不足でチームの足を引っ張る事になってしまいました、ふむふむ、ではこの場を借りて言ってしまいましょう。







「ブック1個も考えなくてスンマセン、つーか同盟やる気なくてスンマセン」





あぁ~あ、これで勝っていたらカッコよかったのに・・・。結果は目を覆いたくなるような惨敗で、何が敗因かもあんまり分かんなくての惨敗でした。もう同盟の話はここまでにしときましょう、僕的にもあまり触れたくない話題ですし、実りがある話題と個人的に思えないし(汗)。


んでカリンなわけですが最初はカルド論HPにある、PS版カリンで行われた入間大会の考証を参考にブック&プレイングを組み立てスパーしてみました。その感想はと言うと





「えぇ~っと、なんか結構みんな達成しちゃうんですけど・・・」





スパーのうち達成と非達成が半々ぐらいでした。これは何を意味するのか・・・

  • ルール上:目標魔力が6000Gと少なくなってしまった事、4連鎖高額地2つで達成が見える。
  • ルール上:当然の事ながら2枚制限ではないこと、強いカードを単純に4枚入れる事ができるため魔力生産も強化される。
  • セカンド上:凶悪な止め手段がなくなった事、つまりアンサモン(笑)。
  • セカンド上:魔力生産が主に周回のみだったPS版に比べて、DC版にはスルトと言う優秀な生産手段が加わった事。
まぁ他にも原因は色々とあると思いますが主だった原因はこんなもんでしょうか、とにかくボーッとしていては達成されてしまいます。残念ながら今回の環境では、カルド論の入間記念式方法論はあんまり参考にならないと言っていいと思います。では自分が達成するにはどうしたら一番効率いいのでしょうか? まぁ魔力生産手段としてブックに積めるものは当然目一杯積むとして、どういった方針でギミック&飛び道具を詰め込むかという問題です。

最初は例のごとく魔力生産に全力を傾けて普通に増資して、上がりきろうという考えでブック&プレイングを組み立ててみました。しかし結論から言うとカリンではうまく行きませんでした、どんなクリーチャーをセレクトしても武器、巻物、破壊系、シニリティなどで土地の安定が図れません。さらに先行逃げ切り型の比較的攻撃力のないブックで行くと、土地の安定が図れず土地を落とされた場合は非常に苦しい立場に立たされてしまいます。



うむ~前作に比べて比較的安全度は増したと言え、増資のリスクは相変わらず高そうです。



それでは魔力は何処に使いましょうか? という事で環境作りに魔力を使う事にしてみました、まぁ要するに破壊系です。しかしこれもイマイチな感じでした、それはカリンのマップ特性としてクリーチャー交換がしやすいといった事が挙げられるためです。高HPのクリーチャーのみ機能するように破壊系を撃っていくわけですが、プレイングでかわされる事もあるために3人を抑えきるのは難易度が高そうに思えました。


ここまで考えて悩んでいる最中にも色々とスパー、みんなが普通に増資する中で自分はなるべく城脇しか増資しないプレイングスタイル (失っても価値が低い低魔力で高レベルにできるためロック効率高め) でいろいろ様子を見る事にします。するとスパーを通して、非常に効果的な達成までの二つアクションが見られました。


一つは高額通行料を狙って搾取する行動です、要するに自分のラインに複数人が入った瞬間に増資というアクションです。このアクションの利点は中盤以降に対戦者が全員横一線の状態から、あるものが通行料搾取して増資して点滅という場面を自分のプレイングで作り出せることです。ふむふむなるほど、闇雲に増資して落とされるより通行料が期待できる瞬間に魔力を使った方が確かに期待値は高そうですな、そのために必要な物は安定した防具の供給と1000G弱の現金ですか~、なるほどなるほど。


もう一つは戦闘での高額地奪取です、要するに攻撃力高めなブック構成にしておくというアクションです。このアクションの利点はマップ特性上意図的に戦闘を起こしやすいので、相手を蹴り落とすと同時に自分を押し上げて、必要ならば地形変化撃って連鎖を伸ばして点滅という場面を自分のブック構成で作り出せることです。ふむふむなるほど、相手の高額地陥落を狙った方が不利な場面から逆転も利くし、先行して逃げ切れないならばこの手段しかなさそうですな、そのために必要な物はレベル1でもなかなか落ちないクリーチャー陣と組み合わせ豊富な攻撃力ですか~、なるほどなるほど。


んで試しに地で組んでみるとLv1でなかなか落ちないのはドラゾンっぽいッス、攻撃力は援護で出すことにしましょう。んでメタから逸らした攻撃力という事でシニリティ&猫ブックで組んでみました。う~んどうもピンと来ないッス・・・、まぁコストの高さはあんまり気にならないんですが、援護程度の攻撃力ですと拠点陥落と言うまでには程遠いというのが分かりました。シニリティの機能率も結構低めっていうか、結構メタ内だったりして対策のスカラベもチラホラ見かけたりします。これはまずいな・・・、さてどうしましょうと思っていた矢先にカーンさんからブックを渡されました。





まぁ一応見てやるか(笑)・・・
↑ 冗談です冗談ですってば~




結構思い切った構成ですなぁ~、氷壁はいいとしてテンペ1枚で土地をロストしてしまうデコイが多いのは気になりました。しかしよくよく考えてみればLv1で落ちない&攻撃力高めといった都合のよすぎる条件を兼ね備えているクリーチャーはなかなかいませんね。カーンさんが言うには、「テンペ撃たれてもそれ以上の速さでデコイ&氷壁を置くのだよ。コスト差が効いて優勢になるはず」。僕にしてみればコスト的な問題はともかく、テンペ1枚での土地の複数ロストの問題の方が重要ですが、余剰気味の攻撃力に任せてそこも奪取してしまう事にしましょう、デコイを上げないプレイングでも対処できそうですしね。


でも個人的に気に入らないところは6枚ほどありましたんで改造です、つーかHWXはいらないでしょ、このマップ。ドルール2もやりすぎっぽいな。さて何を入れもしょう? と思っている時に思い出されたのが2つのスパーでした。


一つは陰の師匠Xさんとのスパーです(バレバレか?:笑)、自分のブックがなかなか固まらない中スパーしましたが、ある時のスパーが強烈に印象に残っていました。手札に防具4枚・・・しかもリンカネも即ギリ、引いた魔力生産カードだけを使い続け、あわよくばリンカネサプレ狙いですか・・・、そんなの落とせませんって(涙)。走りきるなら確かにそのぐらいのブック構成が必要かもしれませんね、しかし魔力生産という意味では効率は悪くなりがちなのは否定できません。その時に印象に残ったのは、圧倒的な防御力と通行料収入の使いどころの無さです。

もう一つは同じ会社の洗脳済みセプターの皆さんとのスパーです、この時はまぁある程度方針は固まっていたために意外と楽に勝てました。しかし苦労させられたのが、僕を集中的に狙ってくるラストの嵐と先制&巻物メインのブック構成でゴリゴリ押してくるまるで申し合わせたような連携プレイです。巻物がまともな奴だったらかなり危なかったっぽいです、しかし何故にフリーズファイアーボルトなのでしょうか(笑)。その時に印象に残ったのは、優位になった時に防御アイテムを斬られるキツさ、高額地落とせる時に武器を斬られるキツさです。


さらに夜中のONチャットでシャッターとラストのどっちが良いかという議論で、最初シャッター派と言っていた僕がラスト派に寝返った事も思い出しました、そしてどっちも使わなそうって日記に書いた事も(汗)・・・。結論は出ました、HWX3⇒ドレマジ1、ラスト2に振り分けておきました、んでドルール2はドルール1&リザードマン1にしておきました、これでカリン用のブックは完成です。ふむふむ、だんだん強そうに見えてきた(笑)、思い込みは超重要ですな。


んで対戦当日、知識の塔のスタ4に30人弱のセプターが集まりました、すげ~、人多い~。しかしそこにひょっこり見慣れた名前が、うげ洗脳済みセプターの○○じゃん、主催者から早速ツッコミが入る。

カ: 「○○さんは関係者ですが?」
き: 「○○今は大会中」

この短い言葉で敏感に空気を読み取り部屋から出て行く○○、さすが僕の知り合いです、空気読めてます。ちなみにキーボないので無言で落ちていかれました、つーか検索かけたら鯖自体から落ちてやがりました、そんなに落ちなくていいのに(笑)。ちなみに後で聞いてみたら、「あの空気はやばいと思ったから速攻で落ちた」って言ってました、さすがです。んなこんなで対戦開始。



 

カリン改:たぴょん氏、レナン氏、Meer氏、きむを 

序盤:
きむをこのブックは2回ほど回した事がありますが、きまってデコイ事故が起こります。今回も事故発生です、デコイが序盤に全く出てきません。つーかそもそもおけるクリ自体がなかなか出てきません、おっとやっと氷壁引きました。しかもピンポイントで置けるダイスです、今日のダイス運の方は調子よさそうです、次もボジャでギアを倒せるダイスが出ていい感じです。しかし隣にたぴょん氏のナイキーが降臨しました、非常にやな感じだったりします。ハイ速攻でマヒしました、あちゃ~、殺されると痛いなって事で削られないレベル3まで上げます。まぁこのくらいならロストしても痛くないですしね、ナイキーだけにシニリティも効かないしな(笑)。んできむをは現金と武器と防具をもってブラブラしだします、どっか落とせる土地&空き地はないが~、まるでその目は全てを奪い取る夜盗のようでした。

しかしみんな増資してこない~、ドレマジがまだ場に見えてない&シニリティが場に多いことが影響してか、なかなか増資が入りません。Meerさんの城脇ボジャなんかはドーンと上げてもいいと思いましたが、なぜか控えてらっしゃいました。そうこうするうちに土地状況でやっと皆さんと互角ぐらいまで持っていけたきむをです、勝負はこれからこれから。

中盤:
さすがに増資が入り始めました、たぴょん氏のバ=アル、レナン氏の猫、Meer氏のボジャなどがそこそこ高レベルになり始めました。フフフ・・・その高額地はゆくゆくは僕の土地ですな(笑)、しかしアイテムの質と量的&現在の態勢的にたぴょん氏がちょっと有利でしょうか。しかし打ち所のないきむをのシンクが打ち込まれてからたぴょん氏の状況が怪しくなってきました、そこのバ=アルをみんながデコイで狙っています。さらに密かに狙っていたラストも軽くお見舞いして、たぴょん氏はミルメコドローを待つしかありません。しかしそんな中たぴょん氏は思い切ってリバイバルをうちます、後で微妙に悔やんでいました(笑)。しかし手持ち1000Gぐらいで小競り合いが続いてます、たぴょん氏の猫削りと氷壁マヒ、レナン氏のナイキーいじめ等、各人のレベル1の土地は全く安定しません。

ここでレナン氏のスーパーコンボ炸裂です、パーミ2枚持ちのMeer氏からメズマパーミ&デコイで鯨削り。見事にピンポイントでパーミ壊してました、これでMeer氏の伸びはちょっとですが止まる事になります。ここできむをシンクドローです、自分のマヒってる氷壁に撃ってレベル上げれば確かに落ちませんが、隣は相変わらずたぴょん氏のナイキーとMeer氏のプリン・・・。そのプリンは放っておけばレナン氏の猫に突っ込んでくれそうだったんで、シンクはとりあえず保留です。しかし俺がバ=アル踏まんな~、Meer氏は倒せるチャンスが2回ほどありましたがなぜか見送ってました、むむむむ。

終盤:
いやぁ~ながらくお待たせいたしました、とうとうその時がやってきました
レナン氏の削れた猫Lv4をデコイ&水アムルでゲットです、飛び込むときは制限時間ギリギリ使って何度も何度も計算しなおしました、ふ~ドキドキ。あとは通行料かバ=アルゲットで6000G弱までいきそうです、シニリティを途中食らったりしますが、運良く速攻で交換できたりとここにきてダイス運のよさに拍車がかかります。ちなみに他の人はそんなに攻撃力自体は無さそうです、ただシニリティの数は非常に多いので注意しなければなりません。と思ったらスカラベゲット、これでシニリティもあんまり恐くなくなりました。

ここで次のターン僕の水デコイのラインに二人が入ってきそうなのでさり気なくLvアップの準備をします、でもよく見たら砦マイン・・・、砦以外を念じてダイスを降るとそこはレナン氏の激安レベル4ウィスプでした。またもやきむを計算です、通りかかったデコイをレベル4に上げて通行料支払って・・・、むむ防御アイテム楽勝で使えますね。つーことでレベルアップすると、律儀にお返しとばかりにレナン氏がそこに捕まってくれました。これで6000G弱です、最後の方はちょいとミスりましたがマナ引いて増資して光りました、スカラベ持っているからシニリティも安心だなと思っているとトドメのランプロ引き。ノリにノっているダイスはもちろん高額地ではなく城の1歩向こうまできむを導いてくれました、まぁ城止まりだったんですけどね。



1位:きむを、2位:たぴょん氏、3位:Meer氏、4位:レナン氏


しかし何で序盤にあんなに出遅れるんでしょうか?まぁ勝ったからよしですね。ドレマジで吸われる展開もそんなになかったから、もっと楽に行けてもよかったと思いますが多分ブック周りの問題でしょう。メズマは最終調整でも追加しないで正解だったようです、まさかアンチマとは・・・、意外といいですね(笑)。つーか割りにいったのは正解だったんでしょうか? 割りのお陰で高額地作ってくれた事にしましょうそうしましょう。ポジティブに考えるとなんでも正解ですね、でもホントに高額地踏まなくてよかったです。

先に試合を終えていたさともさんに結果を聞くと、どうやら勝てたらしいです、さすがカーン先生作のブックです。んでカーン先生が出てきました、へっ?2位?、ダメじゃん(笑)、チーム順位はどうなのって聞いたところマネさん次第では優勝できそうとの事でした。まぁじゃあ多分大丈夫だろってことで、リプレイのアップロードを済まして寝る準備をしているとカーンさんから連絡が入りました。優勝らしいです、まぁ個人戦に関してはまともに研究しましたからね。とりあえず主催者のメンツが保てて良かったですな、これからもお互い頑張りましょう。

カルド論&道玄坂共催チーム戦(カリン改:02/05/03)

クリーチャー 17 アイテム 8 スペル 25
スチームギア
デコイ
アイスウォール
アヌビアス
アンダイン
グレンデル
ドルール
ボジャノーイ
リザードマン
2
4
4
1
1
2
1
1
1
ウォーターアムル
グレムリンアムル
ネクロスカラベ
ヘルブレイズ
2
3
1
2
シンク
ドレインマジック
パーミッション
マナ
スルト
メズマライズ
ラスト
ランドプロテクト
リンカネーション
3
2
4
3
3
3
2
1
4


  短評:
今回のブックの基本はカーンさんが作った物です、僕はこういう役割分担したようなブックはあんまり作らないのですが、実際回してみるとそれほど違和感なくブック運用できましたね。ブック事故が自分では極めて少ないと思っていますが (ブック周りの運には恵まれている方)、このブックを回すと大抵デコイ事故が起こります(涙)。カリンでは攻め手が豊富なので防具も散らしてみました、さらに攻撃力も結構高めですね。

それで2枚ぐらい空きスペースがあったんで色々試してみましたが、一番しっくりきたのがラストでしたんで導入しときました。他にもフォーサイトリバイバル、バインドミスト、シャッターやメズマライズ、シンク等の追加っていう選択肢もありましたけど、カリンっていうマップ特性を考えると自分の中ではラストが強いと思いました、実戦でもボチボチ役に立ちましたかね。