ぶらり遠征記(改)

きむを 改め きもすん(kimosn) が勝負の世界に生きた結果を 勝ち誇る(ぼやく)ブログ 連絡先:kimosn■clotho.is.dream.jp

激闘の赤羽編

2001/1/20(土)TVパニック赤羽店

 

第2戦はここ赤羽である。昨日の夜、入間での皆さんのブックを参考にして緊急的にブックを組みなおす。テストプレイは足りないが、まあ何とかなるだろう。おかげであまり寝ていない、という状況だけは避けたかったのでぐっすり睡眠をとる。コンセプトは高速周回で無属性&ミルメコが増資要員というありふれたものに。積極的に戦闘を仕掛けていく予定だったので、相手のアイテムのメモを取りながらプレイするかどうか迷ったが、結局メモすることに。結構、非難キツいんだよなこのスタイルって、個人的にはルール違反じゃないから全然ありだと思うんですけど。

 

昨日とは違い時間が計算できたので、比較的ぎりぎりに赤羽へ到着。結構な人数が集まっていてびっくり。「ん~。考える事は皆同じだな」ってな感じで、店員のルール説明を受ける。「4人対戦と3人対戦があります。3人対戦の人はラッキーですね。」という台詞に皆が心の中で突っ込みを入れるも(4人→2人抜け、3人→1人抜け)、「早くやろうよ」という雰囲気が会場を包む。理由は「寒い」から。当日は非常に風が強く、しかも日陰・開始時間遅いという悪条件が重なり「激寒」でした。「こんなところで激闘を強いられるとは(ToT)」しかし、準備に手間取っていて、なかなか始まらない。「しかし、開催してくれるだけ感謝ですな」とは、心の中の天使。悪魔の声はここでは書ききらんってほんまに。

ここであたりを見回すと、きのう私が惨敗した卓で同一卓だったカエデ氏発見。一声かけてみる。
「昨日あれからどうなりました。(きむを)」
「いや~、私なんか無理ですよ。はは~。(カエデ氏)」
相変わらず腰が低い(笑)要注意である。しかし、皆強そうだな~。けど昨日の入間と違って、皆が皆知り合いというわけでもなさそうである。

さっそくくじを引くが、4人対戦のブロックで心の中でガッツポーズ「さすが俺」(笑)で、順番はというと第2戦目(笑)もう待つのには慣れましたとも、ええ。で1戦目、他の人のブックを偵察&観察する。何気なくカエデ氏のブックを偵察すると、のっけからライフォ2枚(驚&笑)「平和に行きましょう。撃たないっすよ。」と連呼していたが説得力まるでなし。(笑)やはり要注意である。(しばらく観察していると、もう一枚ライフォが出てきた。当たりたくね~。しかもしっかり1位抜けだったらしい。やはり要注意人物である。)もう1卓、カップルと後一人みたいな対戦構図になっていた卓があったが、その女性が終始リードの展開。とここらへんまで偵察した時点で、私は寒さに耐え切れず近くで昼食を取ることに。我ながら「我慢弱いなあ~俺(笑)」と思いつつ昼食。体があったまったところで、再び観戦するも途中で我慢できずに近くのコンビニへトイレタイム。戻ってきた頃には、全然展開が序盤と違っていて「訳分からん」と思っているうちに終了。やばい、「やっぱり見ときゃよかった」と思うも後の祭り。「ん~何とかなるでしょ!」

1回戦 転送×転送:スロキチ氏、黒ひげ氏、MITZO氏、きむを 
序盤:
黒ひげ氏の開始手札の中にクリーチャーがいない、かつ移動スペルてんこもり。しかし序盤なので皆の手札にもまだ妨害スペルなし。(私のブックの中にはシャッター*2、ライフォ*1しか妨害スペル自体が入っていない)まさに見ているだけ状態である。こちらはこちらで手札の引きはあまりよくないが、何とか周回を重ねる。スロキチ氏は周回よりクリーチャー配置(土属性)し序盤から連鎖を整えていくようなブック構成みたいだ。MITZO氏はドローもあまり良くないらしく、思うように周回できない&思うように配置できない。しかし、ぽつぽつと食らいついてきている。序盤はみな同じような総魔力で流れていった。
中盤:
黒ひげ氏相変わらずクリーチャー出てこない、黙々と周回し続ける。「終盤マナ・バランス連打の現金ブックなのかな~?無理がある気がするが?」しかし、私はドレインマジックをブックに入れていない。これはやばいのか?&さすがに周回早すぎかと思っていると、ライフォドローしたきむを。黒ひげ氏に即撃ちしたはいいが、あっけなく黒ひげ氏戻ってきて、そこから高速周回また開始。ん~為すすべなし。2位は私とスロキチ氏が競っている展開。MITZO氏も僅差でついてきている。まあこちらは妨害スペルはライフォぐらい しかないので黙って周回するしかないのだが、、しかし、ここで異変が起きる。黒ひげ氏クリーチャードロー、なんとLGである。そのLGをすかさず配置し「風に属性変化・Lvアップ」する。さらに黒ひげ氏、これまた引いてきたLGを風に配置し、所持魔力を1000程度に減らす。「LGでそこを守れるのか?」と思っていた矢先、スロキチ氏が黒ひげ氏の風Lv3にはまる。「確か、クリーチャー持ってたぞ」と思っていると、トロル2体が暗闇で泣いていました。(笑)これで、スロキチ氏がチョイ凹み土地売りへ。その次のターン黒ひげ氏の激烈なコンボ炸裂。
●まず、黒ひげ氏スロキチ氏にホーリーワード0。
●その後ダイス振って全砦通過、上円の下ショップでリコール買い。
●その後スロキチ氏のはまっていた風属性Lv3(LG)を一気にLv5へ
鼻血級のコンボである。このままではスロキチ氏は当然枯渇である。次のドローが移動系スペルならば何事もなく過ぎるが、LGを倒せるクリーチャー(低コスト)の場合、私の2位は非常に厳しくなる。そんなこんなでスロキチ氏復活の邪魔を思ったが、手札には当然妨害スペルなし。(笑)またただ見ているだけ状態の中、スロキチ氏のターン。祈るように間を溜めたドローはなんと「カルドラ様」!「それでもぅ、いい」とスロキチ氏がおっしゃった瞬間、我々は暗闇の中で泣いているカルドラ様を見ました。(笑)という訳で2位抜け確定。これは自分でもぎ取ったものではなく。まさに黒ひげ氏さまさまの2位抜けでした。後で聞いたらクリーチャーはLG*4のみですって脱帽
終結果:1位黒ひげ氏、2位きむを、3位MITZO氏、4位スロキチ氏。

2回戦は1位抜け6人2位抜けが4人いたので、1位抜けは3人対戦・2位抜けは4人対戦。4人対戦はまたもや2人抜けか?と思ってまたもや心の中でガッツポーズ。しかし世の中そんなに甘くなく「決勝は3人で行います。」と店員さん。まじかよ、と思いつつ卓に着く。しかし、寒さのせいかそんなセコイ考えはすっ飛び、「早くやろうって」みたいな感じで、準決勝開始。

敗者復活 転送×転送:りゅうてん氏、ポパイ氏、タカシドン氏、きむを
序盤:
タカシドン氏、初っ端から上の転送円の無属性にケルピー配置&属性変化。(もちろん水)それで手札は、ザ・ハンド*2、ガゼアス等防御アイテムだらけ。そのプレイスタイルでなぜ中途半端な2位なのかは。りゅうてん氏は無属性をいい感じにばら撒くが バリアブックのためか思うように周回できていない。ポパイ氏も城近辺をがっちりとミルメコ等でキープ、一番有利な展開かと思われる。できむをはというと、誰もつぶしに行かないタカシドン氏のケルピー抹殺処理を一手に引き受ける事となる。殺傷力の高いギア、デコイ&ファルコン等で次々にアイテムを剥ぎ取り、タカシドン氏ほぼ枯渇状態。最後はミューテーション付きケルピーをゴールドグース で手放させる。人の邪魔してた割には全然離されていない展開、いい感じである。
中盤:
性懲りもなくまたケルピーを置くタカシドン氏、「またっすか~。またつぶしますよ。」とのたまうと、「これしか勝つ方法ないから」(笑)全くいさぎよい人である。しかし高速周回にこのケルピーは邪魔、何とかならんかと思っていたが、リコール後下の転送円だけで周回できる状態になる。ここの手札は記憶だと「HWX、パーミ、ライフォ、ボージェス、クリーチャー?」この時点ではライフォが撃たれて致命的になる人がいないので使用を控えていた。で、HWX発動しボージェスを置く。やっとボージェス置けたよ。」と言ってみる。(笑)ポパイ氏無言でシャッター。ライフォと迷うところかなと思ったが「迷うことなく」パーミ壊し。この時点でシャッターが認識できていなかったせいもあって結構ショックがでかかった。りゅうてん氏すかさず「あ~気がつかなかったっす」(笑)本当か?自分が腹黒いと他人まで疑ってしまうものである。(笑)
終盤:
で、終盤に入ると結局タカシドン氏以外の3人が競るという展開になる。ここでポパイ氏にきむをからお花プレゼント、これは報復措置ではない。りゅうてん氏のバリアが切れなさそうなので仕方なくである。本当はりゅうてん氏に打ちたかったのだが仕方ない。本当に仕方ない(にやり)。 しかし、ポパイ氏何事もなかったように周回する。しかし、わたしのライフォは効率悪いな~。困ったものである。ここで、暫定的に1位りゅうてん氏・2位きむを・3位ポパイ氏で競った展開となるが、りゅうてん氏・ポパイ氏が現金をまだまだ持っているのでどう転ぶか分からない。

28ラウンド目ここで、ポパイ氏痛恨のミス。一気にLvアップした無属性を地形変化させようとするが、現金足りず。氏曰く「100Gじゃないの~?」これは助かったってな感じである。しかし通行料は高いまま、しかもドラゴンフライ である。おいしすぎるってな感じだが、防御アイテム所持のため戦いは自重、で、とった行動はりゅうてん氏にこれ以上周回ボーナスを稼がせないように城近辺の土地をレベルアップ。りゅうてん氏はバリア中・移動スペルなしのため下円の最右転送円からダイスを振る。ここで4・6ならば勝負は決まる2・3・5はいずれも高額土地、1は自分の土地である。で結局出たダイスは「1」自分の土地に移動し連鎖を増やしたのみである。この時点で
1位きむを、2位りゅうてん、3位ポパイ氏、4位タカシドン氏。
29ラウンド目、ここで最後の順番のりゅうてん氏、ここで予想外の行動に出る。「俺やっぱりやめるわ」と言い残しテレポート発動、転送円にて右円にワープ。そこには彼の所持している水の土地がある。通行料で逆転をもくろんでいたポパイ氏はここで完全に脱落、勝負は きむをとりゅうてん氏に絞られた。最後のターン、きむをは特に何もすべき事がなく終了りゅうてん氏3以上だと増資可能である、私は「28ラウンド目にテレポート使用しなかったりゅうてん氏にダイスが好転する事はない」と信じつつ見ていましたが、最後しっかりLvアップされて逆転くらいました。
終結果:1位りゅうてん、2位きむを、3位ポパイ氏、4位タカシドン氏。

しかし、りゅうてん氏は2周しかしてないのにあの総魔力、、護符拾いが効いたのか?(笑)そんな訳ないですね。はい。

で、今日はここまでと思って友人の家に向かおうとするも、なんとドタキャン!よってもう1回戻って、決勝卓を観戦する。
決勝卓:ヒロシ氏、KENJI氏、りゅうてん氏
当事者でもないのであまり書く事はないが、KENJI氏のブック構成には目から鱗が落ちる思いがした。最後、りゅうてん氏逆転なるかというところで、ぎりぎり足りずで結局ヒロシ氏、KENJI氏が本選出場となった。おめでとうございます。

今回はいいところまで行ったのですが、結局敗退。で帰る道中、お約束の1人反省会。そこで出た結論は、「目立ちすぎ」という結論が出た。結構ドレインマジックを食らった場面が2回戦目多く、結局魔力が伸び悩んだ。シャッターも結構飛んできて高速周回できなかったし。それではどうするか?
CPU戦には圧勝できる高速周回ブックでこのままいくのか、それとも違う方法を模索するのか、結局その日は答えが出なかった。入間では基本的なカードの使い方を学んだが、赤羽では対人戦の妙を学んだ気がする。ポイントは本気の人間が4人いる。ということである。自分本位型で行くのか、状況対応型で行くのか迷うところではある。

第2回cepter's cup店舗予選赤羽大会(転送×転送:01/1/21)

クリーチャー 15 アイテム 7 スペル 28
シーフ
スチームギア
デコイ
ボージェス
リトルグレイ
ミルメコレオ
3
2
2
2
2
4
グレムリンアムル
ファルコンソード
ホーリーグレイル
マジックベルト
2
2
2
1
オムニポーテント
シャッター
スワップスペル
パーミッション
ホーリーワード6
ホーリーワードX
マナ
ライフフォース
ランドプロテクト
リコール
リバイバル
リンカネーション
1
2
2
3
2
4
2
1
3
3
1
4


  短評:
侵略と土地運用にバランスをとりつつ高速周回を目指したブックである。がライフォバリアに弱い点は全く改善されていないような気がする。手札破壊が中途半端な印象を受けるが、適宜使っていければ相手の高速周回の邪魔には十分なるであろうと思われる。クリーチャー群であるが、無属性中心に侵略に優秀なものを中心に集めた感じ。増資対象はシーフ&ミルメコレオであるが、終盤のクリーチャー配置状況によってそこは柔軟に対処する予定であった。
実際の大会においては序盤から目立ちすぎて、結局魔力は伸び悩む事になる。